普通はばい菌を媒介するってことで嫌われ者の蝿ですが、こうして人の役に立つこともある・・そもそも、蝿等の虫が、排泄物等々のばっちいものを食べて分解してくれてるからこそ、世の中まわってるんでしょうし。
医者なのに、「検死」に慣れ過ぎて、あやうく被害者がまだ生きてることを見落としかけて落ち込むアレックス。そりゃまぁ、あの状態では普通、生きてるって思わないよな・・。肝臓をぶっ刺す前に気付いてよかった・・(「とどめをさしたのがアレックス」ってことになってしまってたら・・と思うと)
デルコは渋滞で遅刻・・本当に渋滞だったのか?(女じゃねぇのか?) まだまだ、スピードルやカリーよりは未熟者・・といった感じに描かれがちな彼。そのうちしっかりしてくるんでしょうか?
それにしても逆恨みで、証言できないよう被害者を襲わせるだなんて・・本当にひどい犯人&事件(鬱~) 事の発端である、9年前のレイプ事件の時も、「目ん玉飛び出てた」・・イヤー!(目ん玉って、押し戻せるんですか~!?) 被害者、気の毒過ぎ・・。
犯人に騙されていた息子も気の毒。まぁ、当時8才・・親は「絶対」な年齢だったでしょうし、事件の詳細も知らされてなかったとなれば仕方がないでしょうけど。法には問われないとはいえ、真実を知らないまま、被害者にひどいことを言ってしまったことを反省、なにかしらの形で罪滅ぼしをして欲しいものです。
今回のご主任は、それほど派手な俺様発言はありませんでしたが(やはり出張先の、36度・湿度94%とかいうイヤ~ンな気候で少々お疲れ気味?)、最後、被害者に向ける優しい笑顔が素敵でした。
アメリカの看守って・・。大多数の人は(安月給でも)真面目に働いてはるんでしょうけど・・。しつこいですけど、真面目に働く意欲を保てる給料+質の高い人材確保が必須ではないかと。税金でまかなうことですから難しいでしょうけど、本当、ひどい看守じゃ囚人の、更生促すどころか犯罪助長しとるやないですか!税金、まわすべきところ間違ってるよ!
ヘイゲンとカリー、いつのまにそんな関係に!ヘイゲンの片想いかと思ってたんですけど。前から?それともシーズンまたぎの間に?でも、この2人もネタバレふんでて(←ふみ過ぎです)、どうなるか知ってるのが・・。
相変わらず負けん気が強いカリーは、恋人(なんだよね・・?)のヘイゲンに、「自分の失敗を他人に話すな」と怒りますが、最後、彼女の怪我した肩へのアイシングのパックをもってきてくれたヘイゲンにほだされた?様子。
で、そんな気が強い彼女ではありますが、スピードルと、彼の物言いに気を悪くした古美術収集家の間に入ってとりなしたり。男だけでなく、女からも気に入られるネ!と。
ラスト、件の古美術収集家の醜い笑み、道を踏み外して後ろに手が回った考古学部の公務員、そして、海の藻屑と化した「フック船長」・・。「宝物(トレジャー)」にとりつかれた、その結果人生、もしくは人としての大切な部分を「狂わせた」人達、各々の末路・・。
フック船長も、マイアミ警察に捕まってれば命だけは助かった・・?いや、コロンビアマフィアなら、刑務所ん中でも刺客を送ってきそうです。
今回のホレイショ、容疑のかかった金持ち宅の美人の奥様に、「あなたも戦利品だ」・・言うと思ったYO!(笑) そしてその直後、奥さんを押し倒す!!(激笑)・・いや、爆風から彼女を守る為でしたが・・。
「宝物を見つけたら?」・・電話がかかってこなければ、ホレイショはなんと答えたのか・・?(想像できない・・) でも本当、下手に宝物なんて見つけて人生狂わすのも、ねぇ。やっぱ人生、堅実が一番?
外交特権でやりたい放題・・人殺しまでする無法者兄弟に、ホレイショの正義の鉄拳が下される!・・はらせぬ恨みをはらしてくれる、主任は仕事人!(もしくはブラックエンジェルズ)
部下達も諦めかけていたのを、決して諦めない・・たとえ上からの圧力があっても精一杯、正義を貫き通そうとするホレイショ・・もぅかっこ良すぎ!仕方なく兄弟に謝りにいった時も、形だけ謝ったらまたすぐ喧嘩売ってるし(笑)
で、今までにもあったのかもしれませんが、私が見る限りでは初めて、ホレイショがイェリーナに対して自分の正直な気持ちを告白してましたね。「レイモンドより先に出会っていたら」・・くわぁ~(照)
イェリーナの方は「ばっちこーい!」・・彼が踏み込んできたら受け入れる気満々なのに、ホレイショの方がこだわってる・・悲しいね~。でもまぁ、この2人に関してはネタバレ踏んじゃってどうなるか知ってるので・・。
スピの、デルコに対するいい(厳しい)先輩としての顔がいいですよね。スピ、最初はパッとしないもっさり(というか、もっちゃり?)したあんちゃんやなぁ~と、あまり好きになれませんでしたが、段々慣れてくるとこの、落ち着きのあるところがグーというか。
槇村さとるの漫画で読んだことはありますが、本当に、ウエストを細くするため(だけ)に肋骨を抜く人っているんですね・・。勿論、それでモデルとしての仕事が入る・・生活がかかってるんよ!と言われたら止めろとは言えないですけど、(身体に)元から存在する以上、存在するだけの理由がある・・と思うんですが・・。年とってから影響でたりしないんでしょうか?
どうでもいい話ですが、モデルクラブのオーナー、スコットを、モデルさんが「スコッティ」と呼んでた・・本当にそう呼ぶんだなぁ・・としみじみ(by宇宙大作戦) なんでも「イ」の音にしたら愛称なんですね、英語って・・。マイケル→マイキー、スパイダー(マン)→スパイディ等々。
どうでもいいといえば、最初の方でデルコが車のことを調べて貰ってたパソコンはデルでしたね(いや、だから何って話ですけど)
個人を守るはずの国家が、「国防」の名の下に個人をないがしろにし、見殺しにしている現実・・。その「国防」も、テロリストを捕まえたり拷問して貰ったり・・。そもそも、テロリストの恨みを買うようなことを、今まで国外でしてきた、そのことこそが問題でしょうに。国家(の愚策)のツケを、国民が払わされる・・その典型の一例といえるのかも。
それにしても邦題、もうちょっと何とかならんかったんか?という感じ・・(苦笑) ちなみに原題は「Blood Brothers」
第1シーズンファイナル。そのせいなのか、いつもにも増して激しい事件・・しかも現在進行形!
冒頭からいきなり、白昼堂々、拘置所で殺人&それを陽動としての脱獄!やっぱりマイアミは「西部警察」!(←しつこい)
で、初手の殺人の方で呼ばれていた為、たまたま脱獄の現場に居合わせた我らがご主任様・ホレイショ、脱獄犯とヘリに向かって撃つ撃つ!その後無線で指示を出す・・現場を仕切る仕切る!(笑)
まぁ、発砲は、その場に居合わせた警察関係者として当然でしょうけど、なんというか、もう「科学捜査班」の職域、逸脱しまくってませんか?という気も・・。でも、かっこいいから許す!(笑) ってか、このご主任様の無茶あってこそのマイアミ・・というか。ツッコんだり、かっこよさに惚れ惚れしたり、見てて楽しい・・飽きません。
脱獄犯は各々、カリーとホレイショに恨みを持つ者・・ということで、特にカリーの方は凶悪な殺人犯・・刑事は彼女に警戒するように忠告するのですが・・。
カリーちゃん、もっと素直に忠告聞けよ~仲間に頼れ&甘えろよ~・・とも思うんですが、有言実行・・「自分の身は自分で守れる」と言い切った、それを証明してみせる辺り、さすが弾丸ガール・・かっこいいです。
で、彼女のそんな気性を理解し、上手いこといいくるめて彼女を守ろうとする刑事さんがいい感じなんですよね。
カリーが、とっ捕まえた犯人に言う台詞もいい感じ・・「たとえ私が死んでも、担当が変わるだけ・・弾は、あんたが撃ったってことを証明する」でしたっけ。自分(という駒)が死んでも、警察には当然ながら、次の駒があるんだ・・という冷徹な事実をちゃんと認識している・・それだけ、警察・・というか、「正義」(が実行されること)を信じてる・・。クールでアツい、彼女が素敵です。
ホレイショに恨みを持つ方は幼女嗜好の変態野郎。こいつに狙われる女の子の子役がすごい、かわいい子なんですよね。お国の、彼女のファンサイト見つけたら、ホレイショ役のカルーソと記念撮影してる写真が載ってました。ホレイショの背広の上着着せて貰ってて、カルーソが「子供と記念写真」顔になってる・・かわいい。そして、やはりというか、犯人役の役者さんとも仲良く写真撮ってるし(笑)
しかし、そんなファンサイトの下のバナー広告は「missing kids」・・行方不明の子供を探してますってやつで、あちらさんの社会の「現実」に、引き戻される・・。
それにしても夫の脱獄話を黙ってた・・結果、夫と義弟を含む4人を余計に殺され、娘は誘拐されたあの奥さん、罪にとわれるんでしょうけど、どの程度の罪になるのか・・?まぁ、夫を殺され娘を傷付けられ、彼女自身は既にもう、十分過ぎるほど、犯した罪の代償を支払ってるとはいえ・・。
ファイナルなので、いつもよりアンニュイ?な終わり方。事件が解決したので、複雑な顔で被害者の写真を外すスピ、銃を撃つカリー、検死室をあとにするアレックス、海辺で血に汚れた手を洗うホレイショ・・は分かりますけど、なんでデルコは「走ってる」なんでしょう・・?いや、別にいいんですけど、もうちょっとこう、他のん無かったん?という感じ。
爆破から逃げる時のスピ(役の人)の、必死こいたランニングポーズがなんか、笑えます。
検事さん(かな?)に、証拠を掴め!とホレイショがはっぱかけられてて、無い訳ではないでしょうけど、彼が偉い人に怒られてるシーンってなんか新鮮。
そして、ジャンキーの女の「昔はこれでも美人だったんだから」に対する、ホレイショの「今でも美人だ」・・くわぁ~っ(照) こ、この女殺しめっ!
良くも悪くも、マイアミはホレイショの独壇場・・今後も、見てるこっちが身悶えしまくるような、クラクラくる台詞を待ってますよ、ケインさん!(←何故名字)
それにしても最後の息子の、「まさか直流だったなんて」・・いや、問題は其処やないから!とツッコむマックの気持ちもよく分かります。
NYにはGAPが1000店もあるのか・・。
火災が起こる直前から、「捜査員の顔」になってるスピ(←略称)が頼もしい。その後の救助活動も。
煙を吸ったら、直後は動けても後でヤバくなることもあるんですね。勉強になります。
それにしても犯人の動機・・。本来は、人の役に立ちたい、父達と同じ、立派な消防士になりたい・・という、真っ当なはずの感情が歪んで結果、こんな酷い事件を起こすなんて・・。
「健康のためなら死んでもいい」じゃないですけど、目的を追求するあまり、手段のおかしさに気付かなくなる危うさ?とでもいうのか・・。
そういえば新聞で、女性からひったくりをした犯人を車で追いかけてぶつけて、結果死なせてしまって捕まった男の記事が載ってましたね。
基本的に、自分を悪人だと思ってる人間はあまりいないであろう・・ほとんどの人が、自分は聖人君子ではないにしろ、それなりに善良な人間だと信じて生きているはず・・。でも、ふとしたことで道を誤まる可能性はある・・。
勿論、「英雄」になりたくて、故意に火事を起こして人を死なせた男と、犯罪者を捕まえようとして過失で死なせてしまった男を同じに語っては後者に酷かとは思いますが、「やり過ぎてしまった」という点では同じ・・。
なんというか、人としての「芯」の部分をブレることなく、生きていかなきゃいけないなぁ・・と。
まさに人生、一歩先にはどんな落とし穴が待ち受けているか分からない・・。それに足を踏み入れることなく人生を終えられる人は幸せ・・というか。
後見人のフランク(でしたっけ)も、弟の死体を見てゼロがやったと思い込んで捜査妨害して捕まっちゃうし・・。2人とも、自分なりにゼロのことを思っていたのに、その結果とった行動で各々、ゼロを苦しめる・・孤独に突き落とす・・。なんて皮肉、なんて悲しい・・。
たとえ遺産を使い込まれても、生きていてくれることの方がどれだけゼロにとって大事か、何故弟には分からない・・。つましい生活を送るゼロにはそう、遺産は必要なかったでしょうし、本当に兄に悪いと思うなら、生きてしっかり働いて返せばいい話な訳で・・。
もういっこの女性受刑者の話も悲しい・・。誤解がうんでしまった悲劇。
それにしても、アメリカの刑務所、全部が全部こうだってことはないでしょうけど、大なり小なり、いろいろ問題は孕んでいそうな。看守が真面目に働ける・・働こうという意欲をもてるだけの給与レベルや人員を、必要レベル保つ・・また、人材の質もそれなりのを確保できるようにしていかなきゃ、受刑者の真の更生など、あり得ないのでは?税金でまかなうことなだけにそう簡単にはいかないでしょうけど。
やっぱ、国外でドンパチにまわす金があるなら、もうちょっと国内の公的な施設にまわすべきじゃ?と(「余計なお世話じゃ」と言われるでしょうけど)
まぁ、日本もあまりよそのことをどうこう言える立場じゃないですけど。児童養護施設は何処も子供でいっぱいなのに、職員の数・・子供○人あたりに1人・・とかいう決まりはここ30年ほど変わってないそうですし。防衛費やよその国の援助にまわす金があるならこっちにまわせ~!と。
サラだけが、クリスマスに主任に虫の本を貰ってた・・と、2人の親密さを示す話がありましたね。虫の本を贈る・・虫スキーな主任にとっては、最大限の愛情表現なのでしょうか・・?
「こ、これが現在進行形で放映やってるってこと(の威力)なのNE!」と、驚きつつ購入・・コアな視聴者には、「内容が初心者的過ぎる」とかの批判があるそうですが、見始めたばかりの私にとっては・・ネタバレ地雷原(笑) さっそく一個踏んじゃったり。
ホレイショ役のデヴィッド・カルーソがバツ3というのはなんか納得(モテそう+そして、続かなそう)
NYのドンちゃん(←「ハイスクール!奇面組」の春曲鈍を思い出す呼び方)の吹き替えが土田(大)さんだと知ってびっくり。私、ご本人何度か生で見たことありますよ!懐かしい~!こうして声優さんとして頑張っててくれて嬉しいです。
美人な姉ちゃんがスピードルに色目使ってるのを見た時のアレックスの表情もグー。ホレイショ以外の男性陣がいまんとこまだ、ピンとこない(失敬)マイアミですが、女性陣は結構気に入ってきたような。ホレイショ義妹もいい感じな美人ですし。
最後、息子を思い遣る父親の姿・・弟と甥のことを考えただろうなぁ、ホレイショ。訳の分からん男に新しいお父さんになられてもレイモンドJrもイヤでしょう・・やはりここは、伯父さんが新しいお父さんにならなければ!
どうでもいいですが、スピードルと組んでた刑事がちょっと、ロック様(←今何してんだ?俳優?)っぽかったような。
刑事といえば、ホレイショが最初にジェフのことで話しかけてた刑事の声が辻親八さんでしたね。
高校生の問いかけに対するホレイショの答え方が渋い・・。
「人を殺したことある?」
「・・・・仕事でなら」
どこまで渋かっこいいんだYO!一見シワっぽくておじいちゃんっぽい(失敬)のに、超渋かっこいい・・この落差(?)がたまりませんな、この人は。