蛇がoverdoesで死ぬなんて・・と一瞬笑ってしまいましたが、蛇自身にとっては、何も知らないうちに運び屋にされたその結果なんですから、気の毒・・。人を殺したのも、あくまで本能に従ったまでのことですもんね。何もかも、勝手に運び屋にして、かつ目を離して逃がしてしまった人間が悪い訳で・・。
忘れた頃にあの、第2シーズンしょっぱなの極悪人兄弟の弟・クラーボが登場。ホレイショが約束通りあいつをとっ捕まえたのはいいんですけど、その逮捕の決め手(=外交官である父に見放される原因)になったのが、本人には非がない・・というか、責任のとりようがない、「出生」(の秘密)だった・・ってのがちょっと、後味悪いといえば、悪いような気も。でもまぁ、決め手が何であれ、殺人その他諸々の、捕まって当然の悪いこといっぱいしてた訳ですから、同情には値しませんけど。
それにしても三十数年前、いったいあの、将軍夫人に何があったのか・・クラーボの本当の父親は誰なのか、詮無いことではありますが、気になります・・ってか、そのこと(将軍夫人の不義)をまさかホレイショ、知ってたのか?と思わされるあたりが、底がしれなくて不気味というか何というか・・。
あの兄弟をマーク、情報収集するうちに、そんな噂か何かを拾ったんでしょうかね。だとすれば、おそるべき情報収集能力な訳ですが。
以下、先のシーズンに関するネタバレありですんでご注意。
キューバ版「ジェーン・ドー」で、フランクをハミにして笑いあうホレイショとウルフ。お前ら仲えぇのぅ。後でウルフが容疑者をそうと気付かず車のナンバーを見落とした・・って時も、落ち度を責めるのではなく、これからどうすべきか・・を的確に指示出してましたし。ホーさんは部下を育てるのが上手いネ!ジョセフに、時間かかっても石鹸から指紋とれ!という指示もいい感じでしたし。
頭ごなしに叱るでなし、かといって、公僕として怠慢は許さない。ホーさんはいい上司。
いい上司・・といえば、倉庫&印刷屋さんの自宅に急行した際も、(それが、主役ホレイショを目立たす為のマイアミの「お約束」とはいえ)真っ先に危険な現場に踏み込むホーさん。普通、部下の制服警官を先に踏み込ませそうな気がしますけど、自ら進んで危険を引き受けるのが偉いよね~と。
現場(倉庫)に踏み込んだら爆弾で、慌てて逃げた・・前にもこんなことがあった・・その頃にはまだ、スピードルがいて・・と、ちょっと切なくなったのは私だけではないはず。
それにしても、慌てて爆発から逃げたその直後、すぐ「いくぞ」と現場に再び足を踏みいれるホレイショ。ついぞ今しがたあやうく死にかけたというのに意に介さず、素人目にはまだ、危なっかしく感じる現場に、事件を解決するために入る・・。それが警官として「当然」とはいえ、なんと因果な商売・・としみじみ。おかげでまぁ、印刷屋のおやじ早く発見できた訳ですけど。
容疑者の車で保護局の鍵を見つけたので、保護局に問題のトランクを探してもらう・・当たり前ですが公的機関なんで警察に素直に協力してくれる・・TVを見ながら「♪持ちつ持たれつもっちもち~」と歌う私・・。←昔のお餅のCMの歌らしいんですけど(もしかして関西ローカル?)
最後の方でホレイショが、周りの仲間に「○○さん(容疑者)は泳ぎたいらしいぞ」と言うのがお茶目。
事件は偽札がらみで、偽札といえばおなじみ(って、まだこれで2回目ですけど)の、シークレット・サービスのエリオットがやってくる・・前にこの人が来た時はまだ、スピードルが・・(哀)
この人、顔変ですね(いきなり直球で失礼) なんかマリオネットみたい。
で、最後、娘を人質にされて脅されて偽札刷った印刷屋さんがエリオットに捕まってると、エリオットを脅して印刷屋さんを解放してあげる優しいホーさん。こういうことするから身内(?)に敵多い訳ですけど、家族想いな市民の味方・・いいですねぇ。
相変わらず、スピードルがいなくなったことによるモエの欠如はいかんともしがたい訳ですが、ホーさんの素敵っぷりはやはりいい・・いいドラマだよな・・としみじみ。
エバグレーズで、ワニのご飯になりかけてる射殺体が発見され、CSI:面子が向かう・・前に、ここであわや焼死体になりかけたことがあるアレックスとデルコは、またしても雷による突発的な火災に見舞われ、命からがら死体を搬送しつつ脱出。
それだけでも結構アレなのに、デルコは自分が「立ち入り禁止だ」と火事現場から追い出した女性カメラマンが脱獄犯に殺され落ち込む・・そしてさらに、その脱獄犯にアレックスがあわや殺されかける!(ひー) つくづく災難体質な検死官です。
しかし、生きるか死ぬかの土壇場でよそのお宅の子供をかばい、命懸けの反撃に出て子供は逃がした彼女の勇気にほれぼれ~。
それに比べて、子供(マディソン)の命がかかっているというのに、レイJrにHLAの型を調べる検査を受けさせるのを拒否るイェリーナ・・あのまま、拒否ったまま終わってたら見下げはてるとこでしたよ全く。
そりゃ、夫が自分とレイJrを裏切るようなことをしてたと知ってショックだったのは分かりますけど。それとこれとは話が別やろ?と。夫が浮気したとしても、その罪は夫自身のものであり、その結果生まれた命には何の罪も責任もないんですから。それに、愛した男性の子であることには変わりない・・死んだ夫が愛人(のちの後妻)に産ませた子を、それでも慈しむ「蛍川」の春枝(演:奈良岡朋子)の爪の垢でも煎じて飲め!
ちなみに兄弟の場合、型があうのは4人に1人(25%)の割合だそうですけど、マディソンとレイJrは腹違いなので、さらに確率は下がることに・・それでも、赤の他人との確率に比べればめっちゃ高いんでしょうけど。
私自身は外しまくったプレミアム試写会ですが、なんと!幸運にもご当選された方とご一緒させて頂けることになり、生カルーソ見てきました!触りました!(左手の甲に。毛の感触が・・) 以下ご報告。
当日、ご一緒させて頂いた方が午前から並んで下さったお陰で、かなり最初の方で入場出来、なんと最前列で生カルーソ見れました~!もう、目ぇ合いまくり!(←今に始まった話ではありませんが、イタくてすいません・・いやでも、多分は目は合ったよな?)
ちなみに、並んだ列はビルの中であったか・・クリスマス至近のせいか、下のロビーでは楽団が生演奏中・・その調べを聞きながら、ホレイショ好きな方と話をしつつ待つという、寒いわ煙いわで地獄を見た、クレイグ氏の舞台挨拶待ちに比べれば天国のようでした。
で、開場は6時半でしたが、その前の4時頃でしたか、ビルの表玄関?辺りに報道陣が群がり、騒がしくなったのでダッシュで急行してみると、ハマーでホーさん・・じゃなかった、カルーソが乗り付けて(実際運転してるのは別の人でしたが)下車、後部座席に乗ってた叶姉妹をエスコートして下車させ、揃って写真撮影・・という具合になっておりました。
私が駆けつけた時にはもう、ハマーを降りきって、3人でポーズとってる最中でしたが、群がる人だかりを「すいません、すいません」としゃがみ歩きでかわし、最前列に躍り出て片ひざをつき、去り行くカルーソが車窓越しに手を振るのに、「デヴィッド~!」と言いながら手を振り返しました。
つくづく、こういう時は何が起こるか分からないからズボン・・パンツルックで来なきゃ駄目だな・・としみじみ(そうでないと走れない&片ひざつけない、並んで待ってる時も気にせずベタッと座れますし)
その後いよいよ開場。開始までは、WOWOWの海ドラの宣伝+ホーさん名台詞ベスト10とかを流してました。←この、ホーさん名台詞ベスト10の画面が、どう見ても「クイズ100人に聞きました」にしか見えなかった・・「あるあるある!」と内心ささやく私。
そしていよいよ開始。カルーソは後ろから登場。通り道側に座ってたファンの握手攻め&サイン攻めに会いながら舞台へ。この時、私もどさくさ紛れで前述通り、手に触った・・(ケンドー・)カシンですら、サポーターにしか触れなかったのに、生・・直ですよアータ!(「カシンって誰だよ」って方がほとんどでしょうけど・・)
質疑応答はいくつかありましたが、視聴者から多かった質問は「趣味は何ですか?」。で、返答は、「2歳半(だったかな?間違ってたらすいません)の男の子と、生まれたばかりの娘がいるから、オフの時は子育てで忙しくて(趣味どころではない) 子供を公園に連れていったりしてる」とかいう趣旨でした。娘も生まれてたんですね。知りませんでした。
まぁ確かに、そないにちっさい子がダブルでいるのに育児を手伝わなかったら、恋人に絞め殺されるでしょうね。しかし、「公園で子供を連れてるカルーソ」・・それは傍目のご近所さんからすれば、ホレイショが子供連れてるYO!ってな感じで訳で、すごいというか何というか。まぁ、高級住宅街でしょうから、公園にいるご近所さんも皆、「分かってはる」方ばっかりでしょうけど。
素カルーソは、当たり前ですがホレイショとは違う・・かなりご陽気で朗らか・・人を笑わせるのが好きそうな、おどけた仕草や表情がかわいい人でした。最後、引き上げる時、腰に下げてる警察バッジ(本当に撮影で使ってるやつだそうです)を、一瞬投げるフリだけして笑いをとったり。話始める時の出だしの「well・・」の響きが素敵でした。
そういえば、第6シーズン?のことなのか、ホレイショのプライベートに関する結構衝撃的なネタバレ発言もありました。
「太った」とかいう噂を聞いていたので、今、第3シーズンを見てる目から見てどうだろう・・と心配してましたが、顔はそうでもなかった・・ただ、腰まわり?というか腰つきだけはちょっと、ふっくらしてたような・・?
質疑応答の後フォトセッションとなり、「すいませんね~」とか言いながら我々の前で撮影を始めたカメラマンの兄ちゃんがその後、めっちゃ流暢な英語でカルーソに向かって話し始めてびっくり。「日本のファンにビッグスマイルを!」とか何とか言って、それに答えたカルーソがふざけて、指で自分の「ビッグスマイル」を指し示すのも微笑ましく。そして兄ちゃんは「Thank you,sir」ときれいな発音でお礼を言ってました。語尾にちゃんと「サー」をつける辺りが上級者って感じ。
ちなみにこのフォトセッションの時がやはり、写真撮影なだけにホレイショらしいポーズをしていて、特に、グラサンをかけたり、ずらして上目づかい・・の仕草の際には、会場から黄色い悲鳴が(笑)
彼の選んだ上映エピソードは、シーズン3第16話「エバグレーズ炎上」で、彼の退場後に上映開始。選ばれただけあってなかなか面白かったです。
帰りはロビーでアンケートと引き換えでポストカードを頂戴。アンケートには、生カルーソが見れて感激した+暖かいとこで待ててありがたかった+次はゲイリー・シニーズかカーマインさん(NYダニー役)を呼んでくれ・・と書いておきました(笑)
あと、何故かロビーに研ナオコがいて取材受けてました(←後で知りましたが、普通にファンらしいですね)
死体をひっぱったのは、クライアントに「成果」を見せるためだったんですね。
グレッグが現場修行を開始。ウォリックは厳しくもいい先生になりそうです。
キャサリンは彼氏が出来た・・それは結構なんですが(あの展開の速さはさすが歴戦のつわもの・・という感じ)、サムの小切手、換金しちゃったんですか~!
まぁ実父ですし、今まで散々苦労してきたであろう彼女にしてみれば、受け取りたい気持ちは分かりますが・・でも、かぎりなく黒に近い白・・灰色な殺人の容疑者から・・となれば、やはりそれは、主任の言う通り「賄賂」を受け取った・・CSI:が懐柔されたとされかねない。
私人としてはOKであっても、公人としてはやはり如何なものか。サムの実娘(私人)として受領した・・もう、娘と好きなことが出来るだけの額を貰った+昇進にも以前ほど意欲がない・・というなら、CSI(公人)を辞めるという選択肢もあるんじゃないのか・・という気が。周囲に迷惑をかけないため。
まぁ、彼女のような優秀なサブチーフを失うのは痛いでしょうけど。でも、いざ事が表沙汰になった時、CSI全体が叩かれかねない・・彼女ひとりの問題ではすまない可能性もある訳で。
サラの飲酒問題がここからスタート?彼女を気遣うブラス警部、優しいなぁ。心配りの出来るいい人です。こんないい人が何故、嫁と別れた&娘とあそこまでこじれた?・・仕事が忙し過ぎたんですかね。まぁ、ブラス警部も最初にCSIの主任やって頃はちょっとイヤなとこあったような気もする・・年を重ねることで人間性に深みが出てきた・・ということなんでしょうか。
前に疑われた警官フロマンスキーが、今度はスーパー強盗の犯人と間違って女性客を射殺してしまった疑いをかけられ・・。
あの時、フロンマンスキーが相棒クレイをスーパーに行かせなかったら、首謀者(内通者)が「誰も傷付けるつもりはなかった」と言ってましたから、金だけ盗って逃げた・・死人は出なかった可能性もある・・でも、それを言えば、フロマンスキー&クレイ以外の客が来た可能性もありますし、たとえ客が来なかったとしても、死人がゼロだったという保障はない・・。
フロンマンスキー自身が自分を(相棒が死んだことで)責めるかどうかは分かりませんが、少なくとも、あのスーパーに行ったこと自体を他者が責める訳にはいきませんわな。誰だってスーパーには行く・・悪いのは皆、武装スーパー強盗した犯人なんですから。
ただ、問題の女性客射殺に関してですが・・。結局、実は3人目の犯人がいて、フロンマンスキーにはそいつの影になった女性客が見えなかった・・犯人に向けて撃った弾が犯人の服をかすめて女性客に当たってしまった・・と。
見えなかったものは仕方がない・・武装強盗に応戦するという、警官として当然の職責を果たした・・それ以前に、アメリカ国民として、自分の命を守る権利を行使した、その過程で不幸な巻き添えが発生・・その死の責を負うべきは犯人達・・という考えで、フロンマンスキーが刑法上の罪に問われることがないってのはまぁ、分かります。
ただ、「それ」が最後、表彰?される=誉められるに値することだ・・ってのがどうも、感情的に納得がいかない・・。表彰しようというのは、表彰する側が決めること=フロンマンスキー自身が決めた訳ではないですけど、ただ、表彰を「受ける」かどうかは、彼が自分で決められることなんですから、遺族感情というものに配慮して、せめて辞退すべきでは・・という気がするんですけど。
彼は犯罪者ではないですけど、かといって誉められて有頂天になってもいい・・という訳でもないでしょうに。
そこら辺が、日本とアメリカの感じ方・考え方の違いなんでしょうかね。女性従業員が、流れ弾に当たって失血死してしまった常連客に、「ルーファスを独りで死なせる訳にはいかない」と付き添った、あの気持ちはよく分かるんですが。
勿論、最後の警部と主任の会話で示される通り、フロンマンスキーが表彰されることを、アメリカ人全てが是とする訳では、決してないんでしょうけど。
疑われたけど結局シロ・・というパターンが2回続いたフロマンスキー。これ以上やったらさすがにしつこいので、もう出てこない模様。ちなみにやってる役者さんは、ターミネーター3のヒロインの軍人のお父ちゃん役の人だそうで、言われてみればこんな感じだったかな・・と。
いかにも第4シーズンの後半らしい?、ちょいとナンダカナ~な話。まだ、カジノを舞台にしたペテンの話は、実は全員がグルだった・・ということでそれなりに面白みがありましたけど、吸血鬼の話は、ねぇ・・。
抜刀する主任がかっこよかったです。
吸血鬼事件の方の婦人警官は、「猶予24時間」の時の「警官一家なんです」って人ですね。
ちなみユリ・ヤマモト役(男なのに「ユリ」って・・。「ユーリー」という日系男性ってんならまだ、分かりますけど)の男性(韓国人)は、2006年4月に亡くなったそうです。合掌。
最後の方で吸血鬼男の自白を呆れ顔?で聞いてるキャサリンの髪型を見て、次姉が誉めていた・・彼女がキャサリンを・・ってか、CSI:の女性陣のことを誉めたのってこれが初めて?(いつも、「おばちゃん」とか「ヤンキー」とか・・)
ひっさしぶりのNY。第1シーズンで唯一、見逃していた回がAXNで再放送になったので。早いとこ第2シーズンが見たい・・マイアミの第4シーズンのDVDBOX1が2月22日、BOX2が3月下旬発売で、NYの第2シーズンはその後だそうで、一体何時・・待ち遠しい・・。
それはともかく感想本題。
結局犯人側は、どっちの事件も「警官への(逆)恨み」&「お仕置きが過ぎた」だけと、大したドラマを生み出しませんでしたが、それを捜査する警察の側にはなかなか、いいドラマがあったかと。
やはり一番は、弾を摘出すれば死ぬかもしれない馬の処置を巡ってのマックとステラの対立→その後の和解・・ですよね。
あの、犯人宅から押収したライフルを組み立てて、それを抱えたままマックのオフィスに突っ込んでくる、エイリアンと戦うシガニー・ウィーバーのようなステラ姐さん、怖過ぎ!(笑) 絶対、傍で見てて「ボナセーラ乱心?」と、彼女がマックを撃つんじゃないかとビビッたCSIスタッフがいたんでは・・?
で、散々言い合った後でも、すんなり和解できる・・ちゃんと、お互いの力量を認め、信頼し合っているからこそ、ぶつかり合える、二人の関係は美しいなぁ・・としみじみ。表向きは一応、マックが主任っつーことで上官ですけど、実際はほぼ対等。「君がいないと捜査できない」とまで言い切るマックと、それをサラッと肯定するステラ。
でもまぁ確かに、マックは甘いというか、危ういところがある(それを言うならステラは「危なっかしい」ですけど(笑))・・ステラがマックを必要としてる以上に、マックはステラを必要としているような、そんな感じ。
とにかく、あとの心配をせずに思いっきり激しく喧嘩が出来る・・そんな人が、職場にいるってのが(私には)すごいと思える・・。人とのぶつかり合いを怖れない・・それ位では壊れない関係を築けてる訳で。
エイデンは単独捜査を任され、お尻を見てた刑事もあとでちゃんと、自分の味方につけて協力させてましたし、一度は引き下がらざるを得なくなった賭博ピザ屋店主も見事、ひっかけて(笑)逮捕に至る・・しっかりしてます。
しかし、捜査官は嘘をついてもいいってのはすごいですね。過程はどうあれ、結果的に犯罪者の自白を引き出せればいい・・ということなんでしょうか。さすが、おとり捜査が認められてる国です。
あの刑事さん、確かに不謹慎ですけど気持ちは分かるような・・(笑) あんな若くてきれいな女性捜査官が独りで来るとは思ってなかったのかも。「死体」も、あんな仕事してたら慣れっこで「日常」・・知人でもない限り、厳粛な気持ちにはなれない・・そんな「日常」に突然飛込んできた美女のお尻についつい、目がいっちゃった・・と。
馬を寄贈した、殉職警官の未亡人の娘役がエル・ファニング。マイアミとNY、両方に出てるんですね。
それにしても、ラボのDNA担当のジェーンは、製作側がどういう意図で出してるのかいまいちはかりかねる・・彼女がマックに気ぃあるのは丸分かりですけど、彼女の好意に気付いてるであろうマックの、様子が変?なのが気にかかる・・結婚もしてた男性なんですから、別段女性が苦手ってことはないはず・・普通だったら、「この女、俺に気があるな」と気付いても、もうちょっと平静に、右から左に受け流せそうな気がするんですけど。とにかく誰相手であろうと、親密な関係になるのは「また失う」恐れがあるから怖い・・だから、女性に好意を寄せられることすら、彼には亡き妻を思い出させて辛い・・とか?
ちなみに今回も、トレッキーにだけ向けた話有・・馬の獣医さん役の俳優さんが、DS9の「2024暴動の夜」で、ジャッジアを助けた富裕層の男性:クリス・ブリナー役の人でした。最初知った時、「老けたな~」とびっくりしましたが、あとあと写真で見比べたら・・DS9当時(94)より、このNY(04)のルックスの方が好きですね(笑) 髪の色が、今の白い方のが素敵です。いいですよね、男の人は。加齢しても、渋さが加わってかっこよさが増す場合があって。
容疑者を立件することは出来ませんでしたが、おそらくはその心理をずばり言い当てたであろう主任に、あの容疑者の医者だけでなく、見てるこっちまで震え上がる思いがする?というか。「犯人を逮捕できなかった回」だというのに、そのことはどうでもいい感じ(いや、本当はどうでもよくはないですけど) それよりも何よりも、主任のサラへの想い・・踏み込めないと思い切っているということ、そしてそれをサラが知ってしまった・・ということに、ガビ~ンというか、何というか・・。
とにかく、美しい被害者にサラを、彼女を愛し、失ったことで結果抜け殻となった容疑者に自分を重ねた、主任のあの最後の告白がっ!(この回、保存できるとこに録画しときゃよかった・・まだ、字幕版ならそのチャンスはありますけど・・野島さんの声で残したかった・・)
メインは主任のサラへの、「惹かれているけど、自分は踏み込めない」という悩ましい?想いであって、いわば事件は添え物・・なんですね。この回は。
ニックはお休み・・もしかして、ギャラでもめてた時?
ベッドを前にしての、キャサリン「あなたは知らないかもしれないけど・・」に対する主任の、「そうなんだ~」が可愛すぎる(笑)!なんだよこの、激キュートな熊髭は!
グレッグのじいちゃんの話も面白い・・「僕は父方に似たんで髪の毛は大丈夫」ということは、母方のじいちゃんの話・・つまり、「自分のベッドで寝なかった」ばっかりにグレッグのママが出来ちゃって、石もて国を追われることとなった(←大袈裟)、あのじいちゃんのことな訳ですね。
事件自体はどっちともナンダカナーでしたが(角川の公式サイトの「事件概要」の陪審員事件の方、オチまで書いてるYO!(笑))、4年前の事件でも、死体を焼いたのがディーゼルか無鉛ガソリンか、「調べて分かる」技術力と、「調べてくれる」その姿勢は、すごいな~と。
アメリカナンダカナ~と思わされることも多い今日この頃ですが、こういう点では日本は敵わないんじゃないかな・・という気が。技術力自体はあるかもしれませんが、日本の警察の鑑識がそこまではやってくれなさそうな・・。
そもそも、検死の体制自体が自治体によってまちまちで、整っていない・・。いざ整えたくても検死官になってくれる医師が足りないであろう・・だいたい、臨床医からして不足気味なんですから。
開業医or勤務医といった臨床医ですら足りない現実で、それらよりさらに儲からない(by「死体は語る」の上野先生)検死官が増える望みはないであろう・・国がその必要性を認め、予算をまわさない限り。
アメリカの、「真実」をとことん追究しようという姿勢。勿論その「真実」が、アメリカ(だけ)にとって都合のいい「真実」の場合は世界的に迷惑な場合が多々ありますけど、少なくともこういう、国内の司法・刑事の部分でとことん、「真実」を追求しようという姿勢は日本ももうちょっと見習わなきゃいけないんじゃないかと。
「死体は語る」けれど、それ以前に、「語る」べき事情で死を迎えながら、その機会を与えられず、荼毘にふされた死体は一体、この国でどれだけいたのか&これから生まれるのか・・?もしかして自分の最期も・・?そういう意味では、他人事ではない問題。
あの、疑いをかけられたアーロンは結局、三姉妹全員とヤったんですね・・どんだけ~!(姉妹=似てる部分がある=好みが一貫してるってことか?)
4年前は盲従してた主任に今は、「あなたと僕は違う」とまで言い切れるようになったニック。だからこそ、主任はその成長を認め、ニックを昇進に推薦したんですね。
ホッジスが留守のラボで働くあのおっちゃんは、約2年前の「暴走バス24人の運命」の時にもラボ要員で出てた人。ただ、役名表記が前は「ヴィンセント」で、今回は「ミスター・ドーシー」・・何故?一瞬別人という設定なのかと思いましたが、まぁ前回はファーストネームで、今回はファミリーネーム・・ってことなだけで、同じ人という設定なんでしょうね、多分。「いらんこと言い」な性格が前とおんなじですし。