原題は「Invisible Evidence」
今回は面白かった~!
いきなり予備審問から始まる辺りがちょっと倒叙のミステリ風・・で、捜査令状の取り忘れという、警官とウォリックの、野球における「お見合い」のようなミス(フライを、野手同士お互いが「相手が捕るだろう」と思い込んで落としてしまう)で、凶器のナイフが証拠能力を失ってしまい、24時間以内に他に有力な証拠を見つけなければ、強姦殺人の容疑者が釈放されてしまう・・という事態に陥り・・。
限られた時間内で・・ってのがハラハラドキドキを煽ってよかったですね。そういう、非常事態に限って悪いことは重なる・・証拠の車はなかなか届かなかった上に、手違いでペシャンコになってしまってた・・。
主任に、今担当してる事件は後回しで、本件にCSI:の総力をあげる・・と告げられて反発するサラ。それだけ、自分が担当する事件に責任感をもって取り組んでる証な訳ですが、今回は事情が事情・・24時間以内になんとかしなきゃいけなくなったんですから、ここは協力してあげるべきですよね。
ニックは、サラと違って上から「やれ」と言われたことならやる・・そうしなければ上には進めない・・と。また、ウォリックの態度にブチ切れかけた被害者の遺族にも、とるべき対応して丸く収める・・ニックって「大人」ねぇというか、世渡り上手いタイプなんですね。結構。
特にウォリックの件の方のニックは好感。勿論、ウォリックも精神的に追い詰められてましたし、遺族と話してる時間があったら、証拠探さなきゃ・・って事態だった訳ですが、ほんの数分だけでも、ニックのような「言うべき言葉」を言う、「とるべき態度」をとる、その為の時間を割く「必要」はあった・・。あそこでブチ切られて大騒ぎになってたら、捜査どころでは無くなってたかもしれませんし。
あの、最初に対応してた女性は、いつぞやの、主任に協力を求められて「グレッグは足がカビだらけになったって」とおびえまくってた女性ですよね。
間違って女子便所で顔を洗ってしまうくらい追い詰められ気味のウォリックを、そして、サラにきつく言い過ぎたかな・・と思ってる主任を、それぞれ励ますキャサリンがいい感じ。確かにウォリックなら間違って女子便所に入ってしまっても、女子職員は皆、笑って許してくれそう・・それどころか「大丈夫?」と気遣って貰えそうですが、これがもしホッジスとかなら即刻痴漢扱い・・大騒ぎになりそうな(笑)
証拠のシーツを前にミョーな雰囲気に陥る主任とサラ。昇進に私情を交えないでね・・と言うことは、前にディナーに誘ったあの夜に、何かあったんですか~?という感じ。
結局他の証拠をよくよく調べるうちに、他に真犯人がいることが分かり、そいつを予備審問にかけ、本当の裁判に進めることに成功した訳ですが。
最初の容疑者ファイフ、車ぺシャンコにされて気の毒・・一体何処が弁償するんでしょう?あれ・・。
それにしてももし、最初からちゃんと令状をとっていて、あのナイフに証拠能力が認められていたら・・。間違いなく、予備審問はパスできてたはず・・。
勿論、あくまで予備審問であり、本当の裁判で他の証拠の検討結果・・精液はファイフのもので無かった・・等々で結局、ファイフの無実は証明され、真犯人にもたどりつけたかもしれませんが・・。それでも、より長い時間、本当は無実だったファイフが拘束され、真犯人はその間に高とびしてた可能性もある訳で・・。
今回はたまたま、災い転じて福となす?というか、警官とウォリックのミスが結果、真犯人にたどりつくスピードを速めた訳ですが、なんか考えさせられる・・というか。「車内から被害者の血痕付きナイフ」発見なんて聞くともう、「100%車の持ち主犯人やないけ~!」とされがちですけど、実際はこうして、真犯人の偽装工作によるもの・・という可能性もある・・。
容疑者の身柄を早く確保するのは大事なことですが、同時に、ひとつひとつの証拠をきっちり、時間をかけて検証していくことも大事・・スピードと時間をかけること、相反するものを求められる、警察も大変。でも本当、犯人じゃない人が犯人扱いされるのも困る・・よくよく調べてから予備審問に進んでね!というか。
保安官に「話したくないのか?」とか言われて、サラッと肯定してた主任が素敵(笑) フツー、偉い人にならある程度「つかうだろ?」って「気」を、往々にしてつかわない、主任の天然具合というか、権力・権威に重きを置かない精神構造がつくづく素敵・・。
現実では、なかなそういう態度をとれる人(中間管理職)はいない・・だからこそ余計に、溜飲が下がる思いがするんでしょうね。
今回は面白かった~!
いきなり予備審問から始まる辺りがちょっと倒叙のミステリ風・・で、捜査令状の取り忘れという、警官とウォリックの、野球における「お見合い」のようなミス(フライを、野手同士お互いが「相手が捕るだろう」と思い込んで落としてしまう)で、凶器のナイフが証拠能力を失ってしまい、24時間以内に他に有力な証拠を見つけなければ、強姦殺人の容疑者が釈放されてしまう・・という事態に陥り・・。
限られた時間内で・・ってのがハラハラドキドキを煽ってよかったですね。そういう、非常事態に限って悪いことは重なる・・証拠の車はなかなか届かなかった上に、手違いでペシャンコになってしまってた・・。
主任に、今担当してる事件は後回しで、本件にCSI:の総力をあげる・・と告げられて反発するサラ。それだけ、自分が担当する事件に責任感をもって取り組んでる証な訳ですが、今回は事情が事情・・24時間以内になんとかしなきゃいけなくなったんですから、ここは協力してあげるべきですよね。
ニックは、サラと違って上から「やれ」と言われたことならやる・・そうしなければ上には進めない・・と。また、ウォリックの態度にブチ切れかけた被害者の遺族にも、とるべき対応して丸く収める・・ニックって「大人」ねぇというか、世渡り上手いタイプなんですね。結構。
特にウォリックの件の方のニックは好感。勿論、ウォリックも精神的に追い詰められてましたし、遺族と話してる時間があったら、証拠探さなきゃ・・って事態だった訳ですが、ほんの数分だけでも、ニックのような「言うべき言葉」を言う、「とるべき態度」をとる、その為の時間を割く「必要」はあった・・。あそこでブチ切られて大騒ぎになってたら、捜査どころでは無くなってたかもしれませんし。
あの、最初に対応してた女性は、いつぞやの、主任に協力を求められて「グレッグは足がカビだらけになったって」とおびえまくってた女性ですよね。
間違って女子便所で顔を洗ってしまうくらい追い詰められ気味のウォリックを、そして、サラにきつく言い過ぎたかな・・と思ってる主任を、それぞれ励ますキャサリンがいい感じ。確かにウォリックなら間違って女子便所に入ってしまっても、女子職員は皆、笑って許してくれそう・・それどころか「大丈夫?」と気遣って貰えそうですが、これがもしホッジスとかなら即刻痴漢扱い・・大騒ぎになりそうな(笑)
証拠のシーツを前にミョーな雰囲気に陥る主任とサラ。昇進に私情を交えないでね・・と言うことは、前にディナーに誘ったあの夜に、何かあったんですか~?という感じ。
結局他の証拠をよくよく調べるうちに、他に真犯人がいることが分かり、そいつを予備審問にかけ、本当の裁判に進めることに成功した訳ですが。
最初の容疑者ファイフ、車ぺシャンコにされて気の毒・・一体何処が弁償するんでしょう?あれ・・。
それにしてももし、最初からちゃんと令状をとっていて、あのナイフに証拠能力が認められていたら・・。間違いなく、予備審問はパスできてたはず・・。
勿論、あくまで予備審問であり、本当の裁判で他の証拠の検討結果・・精液はファイフのもので無かった・・等々で結局、ファイフの無実は証明され、真犯人にもたどりつけたかもしれませんが・・。それでも、より長い時間、本当は無実だったファイフが拘束され、真犯人はその間に高とびしてた可能性もある訳で・・。
今回はたまたま、災い転じて福となす?というか、警官とウォリックのミスが結果、真犯人にたどりつくスピードを速めた訳ですが、なんか考えさせられる・・というか。「車内から被害者の血痕付きナイフ」発見なんて聞くともう、「100%車の持ち主犯人やないけ~!」とされがちですけど、実際はこうして、真犯人の偽装工作によるもの・・という可能性もある・・。
容疑者の身柄を早く確保するのは大事なことですが、同時に、ひとつひとつの証拠をきっちり、時間をかけて検証していくことも大事・・スピードと時間をかけること、相反するものを求められる、警察も大変。でも本当、犯人じゃない人が犯人扱いされるのも困る・・よくよく調べてから予備審問に進んでね!というか。
保安官に「話したくないのか?」とか言われて、サラッと肯定してた主任が素敵(笑) フツー、偉い人にならある程度「つかうだろ?」って「気」を、往々にしてつかわない、主任の天然具合というか、権力・権威に重きを置かない精神構造がつくづく素敵・・。
現実では、なかなそういう態度をとれる人(中間管理職)はいない・・だからこそ余計に、溜飲が下がる思いがするんでしょうね。
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