原題は「Addiction」 ←ずばり「中毒・依存症・常用癖」 原題のがいいですね。あの嫁のギャンブル依存症&デレクとグレンのアルコール依存症、両方を指している・・「中毒の怖ろしさ」という今回のテーマそのものずばりで。邦題だとあの一家の方しか指してなくて片手落ちな感じ。まぁ、原題が先に決まってて、毎回毎回それと同じにする訳にもいかない・・常に後発であることを強いられてる邦題のが不利(?)な立場な訳ですから、仕方ないことでしょうけど。
アルコール依存の男性デレクを助手として採用するアレックス。確かに助手として働いてるうちは飲酒運転して人轢き殺すことは出来ませんもんな。「小人閑居して不善をなす」といいますし、何かしらさせてる方がマシでしょうけど、それにしても何か問題を起こしそうな・・そして、起こしたら採用した自分の責任も問われるかもしれないのに雇う、アレックスの度量の広さに惚れ惚れ。
実際彼女の人を見る目は確かだった・・遺体からの酒瓶泥棒はデレクではなく、あの、前にいい加減な仕事してアレックスに迷惑をかけた同僚検死官グレンだった訳ですが・・。最後の飲酒運転で死んだのもグレンだったとは(デレクかと思った・・見事にひっかかりました・・)
ホレイショとイェリーナがプリンターを押収する・・と言った時点で、警察の人間は2人しか映ってなかったので、2人がうんとこどっこいしょ・・と運ぶ絵ヅラを想像してしまいました(笑) ホレイショ「(あくまでも優雅に)イェリーナ・・そっちの端を持ってくれ」、イェリーナ「ホレイショ重いわよ!」 (まぁ、今時のプリンターは小型軽量ですから、イェリーナ・・女性1人でも充分運べるでしょうけど)
勿論、2人がそんな力仕事をする訳はなく、一番下っ端=ウルフが運搬していった訳ですが。←「待てない」・・師匠譲りね!
ウルフといえば、証拠を見落としてしょんぼり・・さすがにホレイショに対しては結構、しおらしいとこあるんですね(カリーやデルコには生意気でも)
それにしてもマイアミはよくペッサリー出てきますな(これで2回目) アメリカではポピュラーな避妊法なんでしょうか?(日本じゃ全然、流行ってませんが)
サル、2人も殺してひどい人殺しには違いないですけど、兄として弟を心配して様子を看た・・その、人間らしい感情ゆえの行為が、逮捕の決め手になった・・ってのが皮肉というか何というか・・。
最後のホレイショとモーガン・・身内の「中毒者」にふりまわされた(ことがある)2人が、肩を並べる・・。
そしてやはり、最後のオチのグレンが苦い・・。スピードルのことやホレイショが苦境に立たされそうだったりで、見ててついついやきもきしてしまう最近のマイアミですが、こういう、萌え抜きでも(笑)苦くてしみじみ・・な話を見せられると、やはりいいドラマだよな・・と。
日本以上の車社会・・大人=車の免許もってんのがほとんど当たり前であろう・・ってか、車(の免許)持ってないと生きていけなさそうな(地域によっては特に)アメリカでは、「アル中」はそっくりそのまま・・ほぼ100%で「飲酒運転で人轢き殺す可能性のある人間」になる訳で、そう考えると飲酒運転が日本以上に深刻な社会問題・・なんでしょうね。「ハリウッドセレブがとっ捕まった」ってのも、飲酒運転が多いように思いますし。
あと余談ながら、コールマン家の次男・フレディを演じてた役者さんが、スタトレTNGの「夢の人」の、ディアナの許婚のワイアット役の人だったと知ってびっくり。