ポール・ミランダー事件完結編。
主任の誕生日がターゲットになり得る・・ってのにびっくり!そして、のうのうと「メイソン」判事やってるミランダーに再びびっくり!んで、子供の頃は女の子だったと知って三度びっくり!
性は本人の意思で決めさせるべきな訳ですが、お母さんはどうしても「女の子」であるという先入観を捨てきれなかった・・と。確かに、子供の性別が変わってしまう・・ってのは、親にとっては大ショック!でしょうけど、娘であろうと息子であろうと、我が子であることには変わりない・・受け入れることが出来ていたら・・。
世の中、生まれた時からIS(インターセックス)で性別がどちらでもない人達もいる・・多くの親御さんはおそらく、ありのままのその子を受け入れ、性別はその子の自由意思で決めさせてあげよう・・と思ってらっしゃるはず。ミランダーの母さんもそうだったら良かったんですが・・。
ポーリーの部屋のピンクの壁紙は、それだけ、女の子(らしさ)を望んでいた母の気持ちが表れてるようで、その強い思い・・願いは、自分は本当は男の子だと思ってる子にしてみれば拷問に等しかったんでしょうね(単純に、センスというか、好みの問題としても、あのピンクは勘弁して欲しいような・・真性の女の子でも)
メイソン判事の奥さんも気の毒・・。判事だと信じてた夫が実は連続殺人犯で、しかも死んでしまった・・。あの、ちょっとイタげな(失敬)養子と2人、これからどう生きていくのか・・。自殺ですから生保もおりませんし・・。
それにしても今回も主任は独りで、判事んちも、最後ミランダー家にも行ってしまう・・危ないっつーの!どこまでも「姫」体質・・(笑) 毎回毎回、キャサリンが助けに来てくれる訳ではないんですから、気をつけて欲しいもんです。全く。
前回グレッグに食事に誘われたサラが、今回はニックにも!モテモテでんな~。最後、彼女が電話してたのは2人のうちどっちなのか(はたまた第3者か)気になる・・はっきりさせないとこがニクいですね~。
キャサリンとニックの事件の方は本当、奥さん気の毒・・。夫に勝手に死なれて、保険金も貰えない・・。ふんだりけったりやないですか!たとえ貧乏でも、生きていて欲しかったでしょうに・・。
銃の専門のボビーは、あまり目立たない地味キャラ(失敬)ですが、第7シーズンになってもまだ登場してる・・地味ながらも息の長い脇キャラなんですね。
原題は「Organ Grinder」
久しぶりに「負け戦」な事件でしたね。検察も、負け戦と最初から分かってる勝負(裁判)はしたくない・・って訳ですか。
しかし共謀してやってるのはあからさまなのに、そんな2人を野放しにするしかないなんて・・。「科学は万能ではない」とはいえ・・悔しい~!
グレッグがサラにコナかけを!
ジュリア・フェアモント夫人役の人(なんだかちょっと、いじわるそうな顔・・)は「デスパレートな妻たち」のレギュラーなんですね。
被害者から腎臓提供を受けた男性役の人は、マイアミの「クラブ・ディセント大火災」で最後、辞めようかな・・とホー様に打ち明けて慰留されてた消防署長さん。
主任がセミナーで発表・・その余興のゴキブリレースの話が面白過ぎ(笑) なんなんですか?あのゴキちゃん達の名前は。早く見れてたら翌日の字幕版も録って、原語でもチェックしたかったなぁ。
で、主任が留守で、タイミング悪くキャサリンも留守ってんで、主任代理を頼まれるウォリック。やはり彼は主任に愛されてる?よな~というか。
しかし、普段は仲がいいベガスの連中も、昇進話がからんだり、こうして主任がいなくなってその代理をウォリックが頼まれた・・とかになると急にぎくしゃくし始めますね。やはりこのクセモノ(?)達の手綱をとってまとめることは当分、グリッソムしか無理・・ということか。
サラの追う偽札の件で登場したベックマン捜査官、LOSTに出てくる韓国人役の人じゃないですか(LOSTちゃんと見たことはないですけど、AXNでやってる関係上、CSIのビデオしかけるとかいう時にチラチラ、見る機会があるので) なんか、他のドラマでレギュラーやってるような、顔の売れてる人が出てくると変な感じ。
血の繋がらない・・それでも、深く愛している娘エリーが、殺人事件に関わったかも?・・ということで、やきもきしっぱなしのブラス警部。最後、警部が涙を流しながら想いを告げても、「もう遅い」の一点張りのエリー。やはり、警察の仕事にかかりっきりで、母や彼女をないがしろにしてしまった・・ということなんでしょうか。
あの、「心の闇 多重人格」のタミー再登場。やはりというか、また犯罪を犯し、人を殺していた・・そして挙句、共犯者に殺され・・。
ロビンス先生が両親に電話した・・と言ってましたが、ということは両親、出所したのか服役せずにすんだのか、とにかく今は家にいるんですね。「何か、ほっとしたような・・」 これでやっと、もう娘はどこにもいかない・・から?
あの、カジノのダンカン、あやしいとは思ってましたが、なるほど、銃声より先にしゃがんでましたか。ウォリックお手柄。「サラちゃんのためにもう一回・・」というところで、サラ自身も皆も、笑ってるのがいいですよね。本当、ベガスは仲がええのぅ。
原題は「Slaves of Las Vegas」
キャサリンに備わってる女王様としての素質(笑)、そして、「知られる」ことを怖れている・・というグリッソムの心をずばり見通す、レディ・へザー(の存在感)の一人勝ち!といった感じの回でしたね。一回きりで終わらすには惜しいキャラと判断されたのか、今後も時々出てくるようですね、彼女。
最後のキャサリンの、「私達、グレッグを縛ってムチで叩いたりしなくてよかった」・・冗談の上でも、そういう役割(はけ口)担わされるポジションなの?グレッグって・・という感じで、笑えました。最後の最後、グリッソムが「誰にも言ったことがないが・・」と言いながら、途中で終わらせる終わり方も面白いですね。
もう一個の小切手換金ショップの事件の方はまぁ、深みもへったくれもない事件でしたが、刑事に代わって犯人とっ捕まえるウォリックが頼もしかった(「俺の鬼脚ナメんなよー!」という感じ)のと、たとえ弟でも、金をかすめとる奴は許さない、辛辣なお姉ちゃん(と、それに応じるサラ)がちょっと、面白かったです。
キャサリンとサラが2人っきりで捜査ってのは結構、珍しいような。
東洋系イケメン・アーチー、これが初登場?CSIは東洋系が少ないのが寂しいので、彼には頑張って頂きたいものです。
車の事件、ついカッとなって売り言葉に買い言葉・・。特にアメリカでは「(先に)謝った方が負け」的なのが強いのかもしれませんが、少なくとも最初の、バックで轢きそうになったのは被害者女性のミスですわな。あの時、素直に謝ってれば・・。勿論、いくら彼女の態度に腹を立てたからと言って、キレて最後、踏み切りに車ごと押し込んだ犯人もやり過ぎですけど。
殺伐とした世の中を象徴するような事件です。私もどっちかというと気が短い・・カッとし易い性質なんで、気をつけないと・・。
図書館の事件の方。グレッグの冗談が面白い(笑)
館長役のおっちゃんはどっかで見たことある・・と思って調べたら、マイアミ第2シーズンの「消えた320万ドル」(冒頭でホー様が現金輸送車強襲犯を射殺する回)に出てた人でした。多分、フケ症の銀行の人。
原題は「Alter Boys」
重っ!!(←注:誉めてます)
ベンにも多少、罪はある・・兄の言いなりになり、殺人を知りながら告発せず、死体を遺棄した罪が。しかし勿論それは、仮釈放無しの終身刑に相当する罪ではなく・・。
下された刑に耐え切れず、カトリックにとっては大罪であるはずの自殺を選んだベン。彼が流した血がべっとりついた手を見つめるグリッソム・・。
カトリック(の神父)をからめて描いた話で、宗教的でしたね。
グリッソム(だけ)が悪い訳ではない・・一番悪いのは、ついカッとなっただけで殺人を犯し、それを見られたからと言って口封じで2人目を殺し、罪をなすりつけたことで結果、弟まで殺したロジャーですけど。
人が作ったんですから万能はあり得ないとはいえ、無実の人間を有罪にし、結果自殺を選ばせた「過程」「システム」・・科学捜査だったり検事だったり法廷の陪審員だったり。そういうのの限界を思い知らされる訳で。
精一杯、サルからヒトになって以来(?)、気が遠くなるような時間をかけて少しずつ少しずつ・・。罪を犯した者には報いを、そうでない者には自由を与えるべく、よりよいシステムを人類は模索し、構築してきたはずなんでしょうけど、それでもまだまだ・・なんですよね。
宇宙に行き、クローンを作り・・。大概のことは人類、何とか出来るようになった錯覚を起こしてしまいがちかもしれませんけど、台風はどうしようもないですし、山火事はなかなか消せませんし、戦争も民族紛争も宗教対立も、それ以前に家族同士の喧嘩すら、お手上げ状態です。むしろ、人が出来ることの方が限られている・・。
神を信じるかどうかはともかく、何かしらもうちょっと謙虚な心構えで生きていくべきなのは確かかもしれません。
一般の人ならそう、思い知らされず、うちのめされることも無いであろう、限界や無力感に、科学捜査という形で犯罪取り締まりに関わるがゆえに、出くわさずにはいられない、グリッソム(達)が本当、気の毒というかご苦労様というか。いい人&優秀な人(達)なのになんで、こんな辛い思いせにゃあかんのよ・・と。
犯罪を取り締まる職業の人は、今回のような「返り血」を度々、浴びる可能性がある訳で・・。
居て貰わなきゃ・・頑張って貰わなきゃ困る訳ですが、それでも、彼らが煩わされることが、質・量ともに少しでも減っていってくれればいいんですけど・・無理なんでしょうねぇ。
山火事の現場跡に、スキューバダイバーの死体・・しかも木の上!という、奇妙キテレツな事件。オチはまさに「ロケッティア」でしたね・・。
あの、嫌味な建設監督官(でしたっけ)が再登場。意外に役に立つ・・人脈って大事よねぇ~というか。キャサリンがお礼にキス!(笑)←向こうが本気になったらどうするんだー!
容疑者の弁護士に責められて、「私は逮捕しただけ・・」と言い訳するオライリーがなんか、かわいかったです。
もういっこのアパートの事件。
あんな鼻血が自由自在に出る=血が凝固し難いなんて・・。輸血とか、本人に責任のないことで罹った方が大勢いらっしゃる訳で、本当お気の毒というか、ご苦労・ご心痛は察するに余りある訳ですが・・。
でも、クリフの、管理人に腹たてて嫌がらせで・・ってのはどうよという感じ。しかしまぁ、あの嫌がらせで結果、管理人の犯した殺人という重大犯罪が暴露された訳ですけど。
死体が見つからなくていらだつ主任をなだめようと、そっと顔に手をそえるサラ・・。それにちょっとドギマギな主任・・。いいシーンですね~。
そういえばこの一連のシーンの主任のツナギ姿は、胸元はだけ気味でちょいセクシー(笑)
液化した腐乱死体の臭いのせいで、ちょっとイイ感じな男の食事のお誘いがパーになったサラに、グレッグ「そんな臭い気にする奴止めとけ」・・やっぱデヴィッドですかー!サラも意味深に(?)仕事中のデヴィッド見てたし。彼にしとけよ、もう!(←しつこい)
いじめっ子に弟へのいじめを止めさせるため、いじめっ子のチームのコーチと「寝る」なんて・・。姉さん、弟想い・・死んだ母親の代わりに彼を守ろうって気持ちはよく分かりますけど、それちょっと方法間違ってませんか?という気が・・。少々過保護っぽくて、いつか、「想い」が(弟にとって)「重い」にならなきゃいいですけど・・(いや、今でも十分重いか?)
(この話だったかうろ覚えなんですが)じっとこっちを見てくる主任に、「信じて下さいよ」と言うウォリック、それに対して主任「信じてるよ」 う、うわぁ~(照) サラッと
そういえば、冒頭に校長に職質中の警部に、証拠品を入れる袋を要求・・「捜査に協力してるのに、私が邪魔なんですか?」と怒る校長に、「ちょっと」でしたか、サラッと肯定の返事をする(笑)のも爆笑でしたが。
主任の天然具合、素敵ですワ~。