原題は「Super Men」
世間的な定義では、知的障害ということで括られ、病院に閉じ込められてるクラークの方が、実はあの、病院職員より、本質的な部分においてはよっぽど、善良…「まともな」人間だった…と。阿刀田高の「ナポレオン狂」をなんか、思い出すというか。
クラークは、正義を希求する心に、気の毒なことに実力が伴ってませんでしたが、最後、本当の、実力を伴って悪と戦い続けてる、スーパーヒーロー…マック達、NYPDが映る演出が心ニクい。
クラークの方も、フットボールの選手の方も、家族の「情」がからんだお話で、しんみりさせてくれてよかったです。クラークの兄さん、弟と母の人生を狂わせることになり、相当に苦しんだんでしょうね。子供だったんだから、仕方ない…ベガスでもありましたけど、子供に子守させる危うさ…ってやつですよね。
とはいえ母親が、具合が悪くて年長の子に年少の子の面倒を頼む…ってのは往々にあること、仕方がないことでしょうし。そして勿論、クラーク自身も、幼かったゆえに仕方ない…結局、誰が悪い訳でもないんでしょうけど…。現実として、クラークは普通の社会生活を送れなくなり、それを母と兄は苦にし…。人生って悲しいよね…としか、言えないというか…。
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