アレックスとデルコの前に、ピューマ(別名:クーガー)登場!「ひー!2人が喰われる~!」とびびったのもつかの間、ピューマには、2人を襲ってる暇は無かった・・火から逃げる為!あのピューマがデルコの気を惹かなければ、2人は火に気付くのが遅れて防火毛布を被るのが間に合わなかった・・結果的に命の恩人とも言える訳ですな。
最初、銃に手を伸ばした時や、その後、「逃げても間に合わない」という正しい判断を下して、自分とアレックスの命を救ったデルコを、初めて(←「初めて」かよ!おい!)頼もしいと思いました。
久しぶりに「え~!!」と大声出しちゃう級・・「罪と罰」で、死体だと思った女性がまだ生きてた時以来でしょうか?こんなにびっくりさせられたOPは。
それにしても、無事生還したアレックスと、それを見届けたホレイショのリアクションが薄い・・抱き合う位しろよ!(笑)
カジノで、ちゃっかり端末を盗み見て「ご協力どうも~」なスピードルがかわいい。
人殺しの性犯罪者からすんでのところで逃れ、その後ピューマやワニの跋扈する湿地帯から、無事徒歩で生還したジュリー(途中で親切なヒッチハイカーに拾われた可能性もありますが・・) あの暴力彼氏からの度々のDVからも生還していることを考えると、かなりにタフ&幸運な女性?しかし彼と別れない限り、いつかはその幸運・・Luckも、使い切る日がやって来ると思うんですけどね・・。
トリップ・・もうちょっといいモン奢ってよ~(笑)
海岸で溺れかけたキューバからの難民を救うため、海へとびこむホレイショ・・「ついにご主任、上半身ご開帳かぁっ!?」と息巻いたのもつかの間、シャツのまんまでやんの。ファンサービスってものを分かっていない!(と勝手に憤慨)
ちなみに大人のおっさんの救助はデルコに任せ、自分は軽そうな少女を助けていたご主任・・(まぁ、水に関しちゃデルコの方が専門ですし、若くて体力もあることを思えば、適切な判断でしょうけど)
胸を撃たれたのに、弾が足首まで行っちゃうなんてことがあるんですね。痛そう・・って、それまでに絶命してるんでしょうけど。
感じの悪い女容疑者のことを、カリーに「俺、あの女嫌い」とボソッと言う、その言い方がかわいいスピードル。しばらく字幕で見てましたが、最近また、吹き替えに戻ってたり。
あの父親も謎・・。隠蔽するなら最初から隠蔽しそうなもんですけど。一度捨ててから、いちいち死体運搬業者を買収などと、面倒な&あしのつくことするなんて・・。
とにかく母親が気の毒過ぎ。娘を喪ったことで結果、夫も妹も失ったんですから・・。
で、ユージーンの方。彼は犯人の顔を見てるんですから、犯人も彼の顔を見ているはず・・警察が身柄保護しといたれよ!
犯人に致命傷を負わされたユージーンの為、犯人のシャツをラボで調べるホレイショ・・珍しい!青衣着るのいつ以来ですか?
最後、警察バッジをユージーンの遺体の上に置くホレイショ・・あげちゃって問題ないんですか?(←言うだけ野暮ですが・・)
大事な証拠が一瞬行方不明になってやきもき・・見つかったからいいようなもんですけど、あれ、見つかんないままだったら・・。
養育費のための残業代稼ぎで、数だけこなして見落としのあった同僚検死官の抗議に、ズバリ正論で言い返すアレックスがかっこよかった~!でも最後、仕事押し付けられちゃって・・(気の毒)
妻の死の原因は、医師の過失だと信じていた夫も、望み通りの再検死で得られた真実は、決して望んでいたものではなかった・・。
夫にとっての「真実」、そしてアレックスにとっての「現実」は、甘くはない・・苦く、厳しいもの。それでも夫は、自分を責め続けるにしろ赦すにしろ、これからも生きていくしかないし、アレックスは捜査課の望み通り、残業してでも検死を仕上げるしかない。
そして2人に限らず、誰にとっても往々に、苦く厳しいもの・・なんですよね。人生ってのは。
連絡がつかず、現場にもやってこないデルコ・・また女かよ!と思いきや、盗難車事件に巻き込まれていたとのことで、痛々しい怪我姿。マイアミ一家の末っ子の彼を、それぞれに心配し、思い遣るカリー、スピードル、ホレイショがいい感じ。
カリーは今回の髪型、可愛かったですね(いつもとそう、違わないのかもしれませんが、なんかとりわけ、今回は可愛く見えた・・)
本筋の事件に関しては・・特に言う事無し!って感じ。馬鹿ガキ(共)め!
最後、困ってる人のため、もっとしたい!何かしたい!という心の「渇(かつ)え」をホレイショに訴えかけるデルコ。CSIの仕事の範囲内で精一杯やってるだけでも十分、世のため人のため、役に立ってると思うんですけど、それ以上のプラスアルファを望む彼・・若いねぇ(←注:誉めてます) でも本当、自分が死んだら元も子もないんですから、安全には気をつけて貰わないと。
しかし、元からの、素人さん相手の既存の浮気を調査させて証拠をつかむってんならともかく、金を払った調査員に誘惑させて、夫が応じたらそれを証拠に離婚ってのは、フェアじゃないなぁ・・って気が。おとり捜査が認められてる国と、そうでない国の、感じ方の違いなのかもしれませんが。
妻の、そういう形の裏切りを許せないと思うトリップの気持ちはよく分かる・・。勿論、奥さんにそんな行動をとらせてしまうだけの何かを、トリップがしてきた(もしくは「してこなかった」)ってのも多少あるであろうことを思えば、一概に奥さんだけを責めるのは酷かもしれませんけど。
縁あって、好きあって、一緒になったはずの夫婦が、裏切り、裏切られ、憎しみあって別れていく・・。そのことがただただ、悲しいというか・・。
トリップが事件に関わってるかも?と、独りでやきもきするデルコ・・上司(ホレイショ)に報告しろよ~!と、こっちがやきもき。
最後、落ち込んでバーのカウンターでやけ酒のトリップの隣に座って、コーヒーを注文するホレイショ・・(メンタルにしろ、フィジカルにしろ)傷付いて、弱っていたら、誰彼かまわず・・たとえ中年ハゲでも(笑)、隣にそっと寄り添って励ます、主任の見境のない優しさ。
しかし犯人の動機は、そのかわいこちゃん達の笑顔を、管理人(?)の立場で眺め続けるうちに、「自分に向けられたものだ」と勘違いし出した故・・という、痛々しいもの。
あくまで送り手側の、金のためのエロいサービスであって、受け手も、それを割り切って享受しているうちはいいんでしょうけど、こういう勘違いが発生すると、悲惨な出来事が・・。やはり、管理人=彼女達の笑顔を見るのに、金を払わない立場だった・・なまじ、近くにいて生身の彼女達を知ってる・・ってのがアレだったのか・・。
で、もう一個の筋では、以前ホレイショが保護した、レイモンドのことを知ってた元ジャンキー・スージー登場。彼女の、今の夫ボブとの娘ということになってるマディソンは、実はレイモンドの娘だということが発覚。
姪のためでもある訳ですが、スージーをボブと別れさせ、立ち直させようとし、一方、レイモンドの妻であるイェリーナをも、傷つけないよう、配慮するホレイショ。
スージーが、マディソンの存在を「奥さん(イェリーナ)が知ったらショックを受ける」と、気遣ってたのが印象的。一時薬に溺れてしまってたり、駄目亭主と別れられなかったりした彼女ですが、結構、人のことを思い遣れる優しさがあるんだな・・と(そういえば、前に関わった事件でも殺人を止めようとしてた訳ですし) そんな彼女だからこそ、レイモンドも愛し、庇った・・そしてホレイショも、力になってあげようとする・・。
最後、スージー&イェリーナに、「いつでも頼れ」と言うホレイショ。本当、頼られるのが好きよねぇ。捜査で悪を摘発し、頼ってくるものを守り・・そうすることで「生きてる」ことを、自分の存在価値を、実感する・・ってタイプなんでしょうけど。たまにはアンタも誰かに頼れよ~!と言うか。
前からちょくちょく出てるDNA分析官の彼女、美人で気になります。英語で見てると彼女は結構、ホレイショにかしこまった敬語を使ってるっぽくて(語尾で「sir」って言ってる)、カリー達とかとは違う距離感で彼に接してるんだな・・という感じ。
「見えない炎」ってのは怖いですね。
今回のMVPは、ダイナマイトボディを惜しげもなく、白いタンクトップいっちょで包んでレース会場を徘徊、レーサーの協力をとりつけたカリーの確信犯っぷり(笑) そりゃ、連中もデルデル(←?)よりは美女のがええわなぁ。その後、パーティーにもその格好で行ってるのはどうかと思いますが・・(笑) まぁ、彼女は勤務時間中・・別に客として行った訳ではないんですから、あれでOKか・・。
ジミーが署にしょっぴかれた時のアレックスのミーハーっぷりも愉しい(笑)
で、やや逃げ遅れ気味の夫婦の車にぶつかってきたのは、こんな時に・・いや、こんな時だからこそサーフィンをやっていてハリケーンに飛ばされたという馬鹿(byスピードル) 横殴りの雨で溺死て・・(怖) 国が違えばここまで違うのね・・と、日本ではまずあり得ない死因にびっくり。
でもまぁ、この馬鹿のおかげでマーティンを死なせたのはトッドだと分かった訳で、まさに天網恢恢疎にして漏らさず・・というやつ。それにしても、ギャングから逃げてるくせに、「ジョン・スミス」などというあからさまな偽名を使ってた辺りも馬鹿ですよね、彼(もうちょっと本名っぽい偽名を名乗れよ) ・・・・そこら辺も、「スリル」のうちだった?
カリーの楽観的な考え方はいいですよね。
お約束とはいえ、惨状の街を調べるホーたん(←?)一味の家は皆、大丈夫だった模様・・せいぜい、イェリーナんちの雨戸が飛ばされた程度。ひとり位、屋根が吹っ飛ばされて、しばらく主任んちに居候を余儀なくされるおっちょこちょいはおらんのかい!という感じ(そつが無さ過ぎるぜ、皆・・)
庭のフェンス事件の真相・・家を守ろうとして命を落とした&結果的に人を死なせて人生を破滅させた、2人の男。ささいなことでついカッとなって、何が大事かを見誤る・・どちらかというと男性の方が犯しがちなミスのような。駅で、しょうもないことで喧嘩して殺人にまで発展とか、女性ではあまりないでしょう?男はプライドに固執するから・・(女は「実」をとる)
もう一個の、兆弾事件の方といい、自分に直接非があるかどうかは別にして、目の前で惨事が起きているのに見捨てる・・助けようとしない意気地の無さ、自己中心さこそが罪・・というか。
今回の事件の教訓・・「フロリダに住んでるなら、ハシゴぐらい買っとけ」(←違)
カリーはトリップ刑事とコンビ。ヘイゲンとだと情がからんで喧嘩するから、この組み合わせのがいいなぁ。
で、今回のホーたんことケイン警部補。ハリケーンの真っ只中、女性を助けてなおかつ彼女に罵られ、デコに傷まで負っていた・・(笑) 最後、イェリーナを視姦+家に押しかける口実を述べていた(←おい)ホレイショんとこに、謝りにきたその女性・・若くて美人じゃないですかっ!(更笑) ・・・・絶対、選んで助けてるよこの男・・。
まぁ冗談はさておき。大勢の人が亡くなった惨事ではありましたが、最後は晴れ晴れ・・まさに台風一過というやつで、赤ん坊は生まれ、電気は復旧し、人々は家に帰り、ホレイショは「家族」のために釘を抜く・・(←絵ヅラが想像出来ませんが・・。銃のグリップではなく、釘抜き握ってるご主任なんて・・)
自然の脅威を描いているようでいて実は、その下でのエゴにあふれた出来事や、再生・・人間のもつ、醜さ・逞しさを描いている訳で。
カリーといえば、恋人(刑事)と父親(国選弁護人)の板ばさみになって気の毒。
ヘイゲンも、証拠を重要視しなかったり、ちょっと・・いや、かなり困ったちゃんな刑事ではありますが、根本的には悪い人ではない(今んとこは、ね)・・だからこそ、カリーも心を許したんでしょうし、最後、またお酒に手を出しちゃったカリー父を回収(←物扱い)してきてくれたり。
カリー父も、お酒を断って立ち直ろう、被告人を信じよう・・と張り切ったその結果、本当はクロだった被告人の司法取引の機会を失わせ、最悪の結果に至らせたことで自責の念に苛まされ・・。
一番悪いのは過剰防衛で人殺しちゃった被告人な訳ですけど、彼女を法の名のもと、有罪にしよう、無罪にしようと張り切った男二人と、彼らを愛する一人の女性が、傷付いた・・。
悪いことをした人間は有罪にしなきゃいけませんし(検察&警察)、逆に、悪いことをしなかった人は無罪にしなきゃいけない(弁護人)、そして真実を明らかにするために、カリー達CSIがいる・・。三者は皆、社会を成り立たせていく上でひとつたりとも欠かすことが出来ない重要なセクションではありますが、その取り扱う案件は、過失ばかりならまだしも、ほんとんどが故意・・悪意によるえげつない事件。
やはり、人の悪意に接する・・接しなければいけない職業ってのは大変・・本当にご苦労様というか。多かれ少なかれ、その過程で心身にダメージを喰らう訳で・・。えげつない犯人の行動&言動だけでなく、遺族の言葉とかにも傷付くこともあるでしょうし。
勿論、皆が皆、高潔な意思でもってして奉職したとは限らない・・前職より、サラリーが良かったから・・とかいう理由だったりするかもしれません。それでも大多数の人は、世のため人のため、役に立つ仕事をしたいと願い、かつその願いを適えられるだけの資質・能力をもった上で、警察に入ったり弁護士になったはず。
そんな、優しい、公共心あふれる心と立派な能力をもった人(達)が、傷付かざるを得ない職場・・。
無くなったら困る・・そんな、素敵な人(達)にこそいて欲しい職場ではありますが、でも、その人(達)は傷付ていく・・あぁ、なんか矛盾というか、どうすりゃいいの?という感じ。
少しでも犯罪、及びそれに手を染める人間が、減ってくれることを願うしかない・・。
カリー父(をやってる役者さん)はなんか、少し前・・今ほど老け込む前の(ウィリアム・)シャトナーっぽい感じが。
スピードル「このクラブは客を選ばない」
デルコ 「だからあんたも通ってたのか」
デルコも今はこうして、軽口をスピードルに言ってられる・・受け止めて(?)貰える訳ですが・・。
でも、カリーに頼まれて車内の事件を調べてる時の彼は、(当たり前ですが)ちゃんと仕事が出来て、それなりにしっかりしてきたかな・・という感じ。
ごみ箱をあさり、便器に手を突っ込み、血塗れの死体に向き合い、時には犯罪者の逆恨みの矢面に立たされる・・。なんぼのサラリーであろうと、決して見合うとは言えなさそうな、本当にご苦労さんな仕事な訳ですけど、それでも、真実を解き明かし、被害者や遺族の無念を少しでも晴らし、「犯罪を犯せば捕まるんだ」という認識を広めることで、犯罪抑止力となり、社会の秩序を保つ・・。
ホレイショやカリー達は架空の人物ですけど、彼らのような人達・・今日も、この瞬間も、現実に犯罪と直接対峙してる公務員は全世界に大勢いる訳で・・。彼らが傷付く機会が少しでも少なくすむよう、かつ公平な捜査・裁判が行われることを、願ってやみません。